※弊社ではマグネットスイッチのみの部品販売、取付はおこなっていません。
マグネットスイッチSW-03の電磁開閉器SC-03編に続き、サーマルスイッチTR-0Nを分解しました。
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マグネットスイッチの仕組み 富士電機 SW-03 SC-03編
※弊社ではマグネットスイッチのみの販売・交換は行っておりません。
ポンプで使用される、マグネットスイッチの古いものを取り外しましたので分解してみました。
- メーカー名
- 富士電機
- 機種
- SW-03
サーマルスイッチTR-0Nは別途紹介としますので、本記事では、電磁接触器 SC-03を紹介します。
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荏原製作所 50MDPA353.7A用3.7kWモータ分解
荏原製作所 50MDPA353.7Aの分解修理
減圧式 逆流防止器 WATTSワッツ 009M2 RP
直結増圧給水ポンプに付属する逆流防止器について、古い逆流防止器を分解しました。
※弊社では部品の交換のみは行っておりませんのでご了承ください。
外観
本体
銘板
排水口
底面に排水口があります。逆止弁が故障した場合にここから水が排出され、水源に逆流するのを防止します。
排水口には排水弁の弁体が見えます。古くなると固着する場合があります。
テストコック
上記の3つのテストコックを使用し、第1逆止弁、第2逆止弁、差圧逃し弁のテストを行います。不良の場合は各弁の交換になります。
第1テストコックが無いわけではなく、逆流防止器の流入側にあるバルブに第1テストコックがあります。
逆止弁 差圧逃し弁
差圧逃し弁
通常はダイヤフラムの上側の方が圧が高いため、下側に押され、排水口は閉じています。何らかの不具合で上側の圧が下側より弱まるとバネの力で排水口が開きます。
点検表に記載される逃し弁の記載では差圧(ダイヤフラムの上下での差圧)が14kPa(0.14kgf/cm2)以上で排水することと決まっています。
蓋 差圧逃し弁を取り外したところ。
中央の部品がリテーナです。第1逆止弁、第2逆止弁を固定しています。
リテーナ―を引抜き第1逆止弁 第2逆止弁を取り外します。リテーナは割れる場合もありますので同時に交換します。
逆止弁 差圧逃し弁
第1逆止弁 第2逆止弁
給水源側の第1逆止弁(写真左)供給先の第2逆止弁(写真右)です。赤いバネの第1逆止弁の方がスプリングレートが高い(バネが固い)です。
点検表に記載されるそれぞれの逆止弁差圧が何kPaで記載されますが、弁体に漏れがあると差圧がなくなります。
逆止弁の蓋はこのように爪で引っかけて止めてますので、手で回すと分解することができます。
パッキンも含めバラバラにできます。
差圧逃し弁
差圧逃し弁もこのように全てバラバラにできます。封水している受け側の部品(写真右のシルバーの部品)も本体から取り外せるのが面白いなと思います。
どちらにしてもバラバラに分解しての交換はせず、第1逆止弁・第2逆止弁・差圧逃し弁・リテーナをまとめて交換するか、逆流防止器本体ごと交換となります。
まとめ
このように中の部品は樹脂、ゴム、バネなどで構成されます。古くなると動作が不調になり、排水口から常時水が漏れたりする場合もあります。
水道本管に汚染された水が逆流した場合は大きな事故となる場合もあります。
1年毎の点検や不調部品の交換など注意する必要があります。
※弊社では部品の交換のみは行っておりませんのでご了承ください。
下記ページもご参考ください。
逆流防止器の仕組み 株式会社アクア
https://pump-pro.acquainc.com/2010/03/watts009m.html
分解方法
WATTS社のyoutube紹介ページがありましたので下記に紹介いたします。
ナショナル PH-325WM5.4×2 1993年製
ナショナルの給水ポンプユニットPH-325WM5.4×2について
仕様
- 3相 200V 50Hz
- 屋内用
- 19m~25m 175L/min~60L/min
- 0.4kW ×2台
- 並列交互運転
外観
正面
斜め上面
右側面
電動機の上にある箱の赤いスイッチが焼損防止機リセットスイッチです。
背面
こちらがわに水槽からの配管がつながります。
銘板
注意書き
制御盤
通常は
- 運転切替スイッチ:自動運転
- 自動運転:並列交互
になっています。
電動機のON/OFFをトライアックによっておこなっています。(写真左側の4個の部品)
結線図
補機類
交互運転用圧力スイッチ
0.25MPa以下になると運転を開始し0.28MPaになると停止します。
並列運転用圧力スイッチ
1台運転しても水圧が下がる場合に2台目が起動します。0.22MPa以下になると運転を開始し0.28MPaになると停止します。
圧力低下検知センサー
0.16Mpa以下になると水圧が上がらない異常状態と判断するようになっています。
並列運転用スイッチ、圧力低下検出用スイッチ、圧力計
焼損防止スイッチ
電動機が異常過熱した場合にスイッチが切れます。異常状態をなおした場合はスイッチを押して復帰させます。何度もスイッチが切れる場合はあきらかな故障ですので運転せずに修理を行ってください。事故につながる可能性があります。
焼損防止スイッチカバー内
圧力タンク封入口と空気圧
ポンプ
ポンプ吸込み側
ポンプ吐出し側(チェッキ弁)
吸込み側ケーシング裏面
ガイドベーン
ガイドベーンを取外し
ポンプ分解
分解時にポンプのボルトが噛みこんでしまっていたため折って外しました。
今回は壊すつもりで分解しているので問題ないですが、実際の修理は難しいように思います。
ガイドベーンと羽根車
メカニカルシール
総評
羽根車、ガイドベーンは全て樹脂製です。羽根車のスリットが狭いためか、他メーカーのものに比べ全揚程が大きいです。ですので交換する際は同じ電動機出力ですと、全揚程が足りなくなる場合もありますので確認が必要です。
この年代のものは修理できませんので更新をご検討ください。2008年4月に松下電工よりNationalポンプの製造販売事業をテラルが継承しています。
弊社では本ポンプユニットの部品の販売は行っておりません。