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給水ポンプの圧力タンク(アキュムレータ)は6ヶ月に1回、封入圧の測定を推奨されています。
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圧力タンクの測定準備
圧力タンクの圧力を測定するにはタンク内の水を抜く必要があります。そのまま測ると水圧と同じ値となってしまうからです。
圧力タンクの三方弁を閉めます。
写真は荏原製作所 40PNAEM1.1 増圧給水ポンプユニット 圧力タンクBTH-10
三方弁のレバーを配管と直角の向き(写真と同じ向き)に回すことで水の流れが白矢印から赤矢印の方向に変わり給水管から切り離されます。
このとき、ポンプの動作が不安定となる場合があります。その場合はポンプを手動運転とし、締切運転とならないよう、どこかで水を出しっぱなしににしておきます。
次にドレンを少しだけ開いてタンク内の水を抜きます。水圧がかかっているのでホースが抜けて飛び散らないよう気をつけます。
ある程度水圧が抜けたらドレンを全開にしてタンク内の水を全て排水します。三方弁とドレンは開けたままにします。
圧力タンクの測定
圧力タンクの頭頂部の栓に圧力ゲージを挿して測定します。自動車のタイヤ用の圧力ゲージでかまいません。自動車用品店(オートバックスやイエローハットなど)で購入可能です。
圧力タンクの栓
圧力ゲージの一例
一般的にはポンプユニット銘板(圧力タンクの銘板ではありません)に記載がある数値、もしくは手書きで元の圧力タンクに記載がある数値を補充します。
補充は自転車用の空気入れやコンプレッサーなど空気で構いません。給湯用に使用するものは窒素を封入する場合もありますのでご確認ください。
不明な場合はポンプの起動圧力の0.7倍程度の圧力を封入します。例:起動圧力0.36Mpaの場合は封入圧0.25Mpa) あまり厳密に入れなくても動作に問題がでることはありませんが、起動圧近く封入すると誤動作しますので注意してください。
ドレンを開けたまま空気を補充してください。空気を入れても封入圧があがらない場合はパンクしていますので圧力タンクの交換が必要です。
あとはドレンを閉めて、三方弁を少し開けて、水圧が安定したら全開にして作業終了です。
圧力タンクの購入はポンプショップアクアでどうぞ
封入圧力の追記 2017/9/4
テラルの説明書に圧力タンクの封入圧の計算方法の記載がありました。
(PL×2+PH×1.1-13.7)/4.4*0.0098(MPa)
PL:最低維持圧力(m)、PH:全揚程(m)
仮にPL=30m、PH=36mですと0.19MPaです。30mを0.7倍した0.21MPaと比較するとやや少ない値です。
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