マグネットスイッチの仕組み 富士電機 SW-03 SC-03編


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※弊社ではマグネットスイッチのみの販売・交換は行っておりません。
ポンプで使用される、マグネットスイッチの古いものを取り外しましたので分解してみました。

メーカー名
富士電機
機種
SW-03

サーマルスイッチTR-0Nは別途紹介としますので、本記事では、電磁接触器 SC-03を紹介します。

本体

本体にSC-03と記載があります。SC-03は電磁接触器の型番です。
SC-03にサーマルスイッチが付いたものがマグネットスイッチ(電磁開閉器)で、型番はSW-03ですがその記載はありません。
SC-03 本体
左側三列がモータ用接点、右側が補助接点。13,14のナンバーとNO(ノーマルオープン)通常時OFF/通電時ON 表記があります。
SC-03 正面
右面に詳細表記があります。
SC-03 横面
上側に入力端子があります。購入時には入力電圧の指定が必要です。記載の電圧をかけると接点がONになります。
記載の通り 50Hz 200V , 60Hz 200/220V 用です。
SC-03 a1 a2 端子

点検するには

通常の点検時にはカバーを取外し、接点の状況を確認します。
カバー取外し
カバーを取外し上下の隙間から奥の接点を見ることができます。接点の傷み具合を確認します。
端子の傷み具合の確認

分解

故障時は分解せず本体ごと交換しますが、構造を見るためにあえて分解してみます。
下側のロックアームをはずし、ツメを押して外すと、分割されます。
左側が上部、右側が下部パーツです。
分解
下部パーツにはコイルが入っています。
下側分解
A1,A2端子に電圧をかけることでコイルに電流が流れ磁力が発生し接点を動かします。
コイル

上部パーツから接点を取り外します。
接点
取り外した接点。傷んでいます。左側3つはモータ用の接点、一番右のものは補助(信号のやり取り用)接点です。
接点

こちらは稼働側の接点。こちらも傷んでいます。
上側接点
接点を押さえているバネ。
接点押さえバネ

まとめ

マグネットスイッチは給水ポンプユニットですと3年毎に交換推奨部品です。
3年ですぐに故障というわけではないですが、振動や異音、スパークなどがある場合は早急に交換したほうが良いでしょう。
放置しておくと焼損事故や断水となることがありますので注意が必要です。

※弊社ではマグネットスイッチのみの販売・交換は行っておりません。


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