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直結増圧給水ポンプに付属する逆流防止器について、古い逆流防止器を分解しました。
※弊社では部品の交換のみは行っておりませんのでご了承ください。
コンテンツ
外観
本体
銘板
排水口
底面に排水口があります。逆止弁が故障した場合にここから水が排出され、水源に逆流するのを防止します。
排水口には排水弁の弁体が見えます。古くなると固着する場合があります。
テストコック
上記の3つのテストコックを使用し、第1逆止弁、第2逆止弁、差圧逃し弁のテストを行います。不良の場合は各弁の交換になります。
第1テストコックが無いわけではなく、逆流防止器の流入側にあるバルブに第1テストコックがあります。
逆止弁 差圧逃し弁
差圧逃し弁
通常はダイヤフラムの上側の方が圧が高いため、下側に押され、排水口は閉じています。何らかの不具合で上側の圧が下側より弱まるとバネの力で排水口が開きます。
点検表に記載される逃し弁の記載では差圧(ダイヤフラムの上下での差圧)が14kPa(0.14kgf/cm2)以上で排水することと決まっています。
蓋 差圧逃し弁を取り外したところ。
中央の部品がリテーナです。第1逆止弁、第2逆止弁を固定しています。
リテーナ―を引抜き第1逆止弁 第2逆止弁を取り外します。リテーナは割れる場合もありますので同時に交換します。
逆止弁 差圧逃し弁
第1逆止弁 第2逆止弁
給水源側の第1逆止弁(写真左)供給先の第2逆止弁(写真右)です。赤いバネの第1逆止弁の方がスプリングレートが高い(バネが固い)です。
点検表に記載されるそれぞれの逆止弁差圧が何kPaで記載されますが、弁体に漏れがあると差圧がなくなります。
逆止弁の蓋はこのように爪で引っかけて止めてますので、手で回すと分解することができます。
パッキンも含めバラバラにできます。
差圧逃し弁
差圧逃し弁もこのように全てバラバラにできます。封水している受け側の部品(写真右のシルバーの部品)も本体から取り外せるのが面白いなと思います。
どちらにしてもバラバラに分解しての交換はせず、第1逆止弁・第2逆止弁・差圧逃し弁・リテーナをまとめて交換するか、逆流防止器本体ごと交換となります。
まとめ
このように中の部品は樹脂、ゴム、バネなどで構成されます。古くなると動作が不調になり、排水口から常時水が漏れたりする場合もあります。
水道本管に汚染された水が逆流した場合は大きな事故となる場合もあります。
1年毎の点検や不調部品の交換など注意する必要があります。
※弊社では部品の交換のみは行っておりませんのでご了承ください。
下記ページもご参考ください。
逆流防止器の仕組み 株式会社アクア
https://pump-pro.acquainc.com/2010/03/watts009m.html
分解方法
WATTS社のyoutube紹介ページがありましたので下記に紹介いたします。
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