運転状態で絶縁抵抗測定するには


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質問 絶縁抵抗値測定をしたいのですがポンプを停止できません。

常時運転しているので、ポンプを停止させての絶縁測定ができません。どうすればよいでしょうか?

回答 できませんので簡易的に漏れ電流の測定をします。

期待させて申し訳ございませんが運転中に絶縁測定はできません。

絶縁測定をするにはポンプを停止しなければできません。

並列交互運転の場合は1台運転に切り替えて、1台停止させて測定するしかないですが、停止できないとなると測定はできません。

簡易的には漏れ電流測定という方法があります。

200V三相の場合、運転中にクランプメータで3本の線を一緒に計測する方法があります。
この場合、1mA未満であれば問題ないとされています。
1mA以上の場合は漏電の可能性がありますので停止させる必要があります。

一般的に漏電の電流値によって下記のように体感することがあります。

電流値 人体への危険性(個人により感じ方は変わります)
1mA ピリッと感じる程度
5mA 相当痛い
10mA 耐えられないほどビリビリくる
20mA 筋肉の硬直が激しく呼吸困難。引き続き流れると死にいたる場合もある。
50mA 短時間でも生命が相当に危険
100mA 致命的な障害が残る場合や死にいたる場合もある

出典
関東電気保安協会 漏電・感電の事例
http://www.kdh.or.jp/safe/document/advice/05/49.html

漏電は目に見えず死にいたる事故や火災の原因となる可能性があります。甘く考えずに早め早めの対処をお勧めいたします。


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