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荏原製作所 50UIRMD53.7 給水ポンプ交換

マンションの揚水ポンプ交換 工事事例

工事写真

工事前
荏原製作所 50UIRMD53.7
荏原製作所 50UIRMD53.7 25年程度経過
工事後
50BIRMD53.7C
荏原製作所 50BIRMD53.7C

工事の所見

断水時間8時間 
 設置後25年経過し大切に使用されておりました。ポンプのみ2年前ほどに交換されたようでしたが、制御が不安定で給水ポンプユニット全体の交換をさせていただきました。地下受水槽室へ吊り下げ搬入をしました。いままでと同じ減圧弁方式の圧力一定制御給水ポンプユニットを選定しました。3.7kWの機種は末尾がCとDの2種類があります。Dの方が羽根車の枚数が多く水圧も高く出すことが可能ですが、現場の水圧に合わせてCタイプを選定しています。配管の接続位置がまったく互換性が無く腐食、劣化も進行していたため配管交換も致しました。

落雷による誘導電流の対策 【電極編】

落雷によるポンプ停止

受水槽、高置水槽や電極配線などは雷による誘導電流が乗ってしまう場合があります。
その場合、基板が損傷したり、ヒューズが飛んだりすることでポンプが停止してしまうことがあります。

参考
落雷による基盤の不具合

雷があるような時は、悪天候が多くメンテナンス業者もなかなか手配が付きにくいですのでそのようなトラブルはできるかぎり避けたいものです。

落雷対策として最近の機種にはサージアブソーバが付いています

最近の給水ポンプユニットでは電極棒からの入力にサージアブソーバが基板に取り付けされており、これが電極配線からの誘導電流を逃がす役割を持っています。

テラル NX-VFC制御基板
テラル NX-VFC サージアブソーバ

しかし、制御盤が別に設置されている機器の場合はサージアブソーバが設置されていないものが多いです。

制御盤に対する落雷対策

水位電極への雷対策としてオムロンから出ているサージキラーユニット61F-03B、61F-04Bを取付けると予防になります。
オムロン サージキラー61F-03B 61F-04B

誘導雷障害からの保護を目的とした高容量保安器で高置水槽や山間部など誘導障害を受けやすい条件下で使用します。
電極からの配線と61Fフロートレススイッチの間に設置することで誘導電流を効果的に逃がすことが可能です。

項目 形式
3,4極用 61F-03B
5極用 61F-04B
表面接続ソケット PF113A
保持金具 PFC-A1
裏面接続用 PL11

オムロン サージキラー・ユニット 61F-03B/-04B
http://www.fa.omron.co.jp/products/family/262/download/catalog.html

まとめ

サージアブソーバがあっても防げない場合も多いと思いますが最低限の対策はしておきたいものです。ヒューズの予備の確認もしておくと良いでしょう。

自動運転型 排水ポンプ用のブレーカー

質問 排水ポンプに使用するブレーカーのお勧めはありますか?

 排水ポンプにはどのようなブレーカーを設置すればよいでしょうか?

回答 モータ保護用漏電遮断器をお勧めします。

 100Vであれば漏電遮断器が大抵入っているのでコンセント接続でも構いませんが、200Vの場合は幹線に漏電遮断器が入っているのか確認したほうが良いでしょう。

アンペアやフレーム数に関しては、電気工事の知識のある方が算定してください。

自動型の排水ポンプには下記保護が必要です。

  • モータの過負荷保護
  • 漏電

 モータの過負荷保護はポンプ毎に必要です。大抵はサーマルスイッチなどで過負荷保護されていないので設置しましょう。この場合はモータブレーカを使用します。ポンプは水中に設置されるので、火災や感電事故の防止の為、漏電遮断器が必要です。配電盤に漏電遮断器が1つ設置されていてそれに2台が繋がっている場合もあります。
漏電遮断器が一つの場合

しかしながら、片側の排水ポンプで漏電がおきると全部の排水ポンプが停止してしまうので、個別に漏電遮断器を設けるのが理想です。漏電遮断器とモータブレーカーと両方必要な場合にはモータ保護用漏電遮断器をポンプ毎に設けることをお勧めします。
モータ保護漏電遮断器

モータブレーカー 参考型番

下記の型番のものが発売されています。

メーカー名 モータブレーカー 経済型 モータ保護用漏電遮断器 経済型
三菱電機 三菱電機 MB30-CSMB30-CS 30AF 三菱電機 MN30-CSMN30-CS 30AF
富士電機 富士電機 BW32AAMBW32AAM 30AF 富士電機 EW32EAMEW32EAM 30AF

※遮断機の選定などのご相談には応じられませんのでご了承ください。電気工事には資格が必要です。