荏原製作所 HPE 浅井戸ポンプ発売


google 広告


荏原製作所より新型の浅井戸ポンプHPE型が発売されましたので紹介します。

ラインナップ

HPE 浅井戸ポンプ
(価格は2014/11現在・消費税別 ※リンク先は弊社販売ページです。)

2007年発売の定圧給水のHPA型、2004年発売のインバータ給水のHPF型が廃番となりHPE型に統合されます。HPAでラインナップされていた125W、200Wの機種は廃止となりました。定圧給水タイプについては浅井戸ポンプHPJS型が残ります。

仕様

設置場所 屋内・屋外※1
取扱液 清水 0~40℃※2
最大吸上げ高さ -8m(20℃)
許容押込高さ 7m
ポンプ 形式 渦流ポンプ
軸封 メカニカルシール
軸受 軸封玉軸受(電動機内)
主要構成
材料
ケーシング 鉛フリー銅合金
ケーシングカバー 鉛フリー銅合金
羽根車 鉛フリー銅合金
主軸 SUS(接液部)
ユニットベース 合成樹脂
連結管 鉛フリー銅合金
電動機 永久磁石形同期電動機
制御盤 制御方法 インバータによる吐出し圧力一定制御
表示 電源/異常/設定モード 表示灯
スイッチ 運転・停止/圧力設定 スイッチ
電源※3 単相・100V(50/60Hz)
三相・200V(50Hz)、200/220V(60Hz)
圧力タンク ダイヤフラムタンク(1L)

※1 周囲温度-5~40℃、相対湿度85%以下で結露なきこと、標高1000m以下、腐食性及び爆発性ガス、蒸気がないこと。
※2 清水とは水道水、工業用水、井戸水でpH5.8~8.6、塩素イオン濃度200mg/L以下、遊離残留塩素濃度10mg/L以下のものを意味します。
※3 電圧変動:±5%以内、周波数変動:±2%以内、電圧・周波数の同時変動:双方絶対値の和が5%以内。相間電圧アンバランス:2%以内(三相機種の場合)

特徴

省エネ・低騒音

HPA型の250W機種と比較し

  • 48%省エネ
  • 12dBの低減(HPA:53dB HPE:41dB)
  • 耳障りな高音域を抑える事で体感騒音値を低減

41dBというと図書館内相当の騒音値となります。今までの53dBは事務所程度の騒音ですのでものすごく静かになったと言えます。

2種類の設定圧力を選択可能

切替はスイッチを押すだけなので運転中でも可能

  • 標準モード
  • 通常の給水用途に。

  • 強モード
  • 洗車や散水等、小水量でより高い水圧が必要な場合に。標準より+3mの運転。

標準モードでHPE型の高モード相当、強モードはさらに強い!

従来機種との互換性を確保

400W機種についてはHPA型より小型化を実現

各部品類の仕様変更

  • 圧力タンクを全機種1L品採用
  • HPA型は一部2L品でした。

  • 水抜き作業の簡易化
  • 凍結対策での水抜きがドライバー一本で簡単になりました。

  • 盤内ポッティング処理
  • 制御基盤を樹脂剤で埋めることで防虫・防湿対策

  • 相フランジをステンレス化
  • 従来品は砲金製

  • ユニットカバーに難燃材を採用
  • 従来品は樹脂製

  • 上からも確認できるLED
  • LED点灯部に切り込みをいれ上部からでも確認可能

  • オプションで外部出力可能
  • 特殊仕様により、運転信号、故障信号を外部出力することが可能。

まとめ

HPE型とHPA型の選定表を比較してみました。
荏原製作所 HPE型 選定表 比較
カタログから表を転記したため若干の誤差はご容赦ください。
いままでのHPA型と比較して水量によっては5mほど水圧を上げて出すことが可能です。静音化・省エネについてHPA型は動作音がやや大きく気になりましたが、かなり静かになったかと思います。他社製に比べても価格も安く競争力ある商品だと思います。


google 広告