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質問 交互運転と並列運転となにが違うのでしょうか?
給水ポンプユニットには単独交互運転と並列交互運転とありますがどのように違うのでしょうか?
回答 並列運転の場合は2台同時に運転ができます。
単独交互運転と並列交互運転はどちらも2台のポンプがついています。
どちらのポンプも通常のサイクルとしては
- 1号ポンプ運転
- 1号ポンプ停止
- 2号ポンプ運転
- 2号ポンプ停止
- 1に戻る
というようにポンプ2台が交互に運転し、寿命を延ばしつつ、片側が故障してももう片側が非常時のバックアップも兼ねています。
並列交互運転の特徴
並列交互運転の場合は、片側のポンプで水量が足りない場合にもう片側のポンプが運転を始め、2台同時に運転することができます。
荏原製作所 40BIPMD52.2 性能曲線 2台交互並列運転モデル ※書き写したものですので若干の誤差はご容赦ください。
全揚程50mの時、1台運転の時は水量が110L/minですが、2台運転時は水量が220L/minになります。
2台同時運転をすると、1台運転時の倍の水量を得ることができます。
メリット
- 小水量時に小さな電動機で送水できるので省エネ
- 修理時に電動機が小型の分、安価
といった利点があります。
デメリット
- ポンプ1台故障時に大水量が出せない
必要な大水量時に水圧が落ちてしまい、最悪、水が出ないといったことも考えられます。
まとめ
マンションなどでは、朝などに一番使用水量が多くなります。その時に水が出なくては困りますので、1台故障しても安心な、単独交互運転を選ぶのが一般的です。ポンプが3台以上ついた並列運転が可能な機種もあります。例えば4台並列5台交互運転など。この場合は4台同時運転が可能な全部で5台設置されている給水ポンプユニットです。給水ポンプユニット本体の価格は、交互と並列とどちらが安いといったことがなく、機種によるので都度ご相談ください。
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