荏原製作所ポンプ 40MDPF352.2 修理は可能か?


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旧品の荏原製作所40MDPF352.2を分解しました。修理が可能なのかどうなのか。
どのように劣化しているのか内部を分解してみてみましょう。

※分解方法などのご質問にはお答えできませんのでご了承ください。

荏原製作所MDPFポンプ修理

ポンプ外観

40MDPF352.2外観
電動機は上部からの水滴には対応している防滴保護形を採用しています。

銘板

荏原製作所 40MDPF352.2
40MDPF352.2銘板

電動機側

40MDPF352.2電動機側

吸込み側

フレッシャー1300 40BIRMD52.2についていたものですので、減圧弁の逃し配管の戻り口が付いています。
40MDPF352.2吸込み側

ベアリングのオイルのにじみと想定されます。
ベアリングオイルにじみ

ポンプ部取外し

外ケーシング

外ケーシング取外し
外ケーシング取外し
ポンプ部分解
ポンプ部分解

外ケーシング内部
外ケーシング内部

羽根車

羽根車吸込み側
羽根車裏面

ガイドベーン

樹脂製の為、劣化が顕著で、こするだけで削れてしまいます。
ガイドベーン羽根車側
ガイドベーン裏側

中間ケーシング

青色の部分がライナーリングです。
中間ケーシング
中間ケーシング裏面

メカニカルシール

メカニカルシール装着状態
メカニカルシール装着状態
取外したメカニカルシール
ゴム部品がボロボロに、カーボン部も割れてしまいました。

総括

14年程度経過しているポンプですが、金属部分のパーツ以外のもの、メカニカルシールやガイドベーン、ライナリングなど傷みや劣化が多く見られました。
部品の交換での人件費や修理後の故障の可能性を考慮すると修理はまったくお勧めできません。
別途吸込みスペーサーを利用して現行品の40MDPA352.2Aをボルトのみで交換可能です。
MDPA型は電動機を全閉防まつ屋外形を採用し湿気にも強くお勧めできます。

MDPA型ポンプの購入はこちら
ポンプSHOPアクア 荏原製作所 MDPA型 ポンプ

MDPA型のオーバーホール記事はこちら
荏原製作所 給水ポンプ オーバーホール MDPA型 – 荏原製作所(エバラ) 川本製作所 テラル ポンプ交換|株式会社アクア

MDPA型の分解記事はこちら
荏原製作所 50MDPA353.7Aの分解修理


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