荏原製作所 BVN-40S フレッシャー1300の逆止弁と減圧弁


google 広告


旧品ですが給水ポンプユニットのフレッシャー1300 40BIPMD52.2用の吐出しヘッダー配管を分解しました。

※修理方法などのご質問にはお答え致しかねますのでご了承ください。

吐出し配管と減圧弁の分離

フレッシャー1300吐出し配管

形番はBVN-40Sです。口径40A 2.2kWに使用されていました。
BVN-40S 405 2.2兼用

まずはフランジ部分を外します。
減圧弁取外し

プレートチェッキ弁(逆止弁)が配管に挿入されています。
プレートチェッキ弁の挿入状態

これを取出します。
プレートチャッキ弁取り出し後

プレートチェッキ弁

取出したチェッキ弁
プレートチャッキ弁 流入側
プレートチャッキ弁 横
プレートチャッキ弁 流出側
バネによって緩衝型になっています。

減圧弁

減圧弁側に減圧弁箱が挿入されています。(吐出し側からは取り外せません)
減圧弁箱 挿入状態
分解していきます。
減圧弁 分解

減圧弁箱取外し。
減圧弁箱 取り出し
減圧弁箱は調整部側に向け取出します。向きやパッキン類を挟みこまないよう十分な注意が必要です。

こちらは減圧弁箱の新品写真
荏原製作所(エバラ) BVN 減圧弁箱

続いて調整部も分解します。
減圧弁 調整部 分解

減圧弁調整部

調整部のハウジングの内側。このネジでスプリングを調整し水圧を調整しています。
調整部ハウジング 内側

ダイヤフラム上側
ダイヤフラム上側

ダイヤフラム下側
ダイヤフラム 下側
中央の部分が傷んでいました。ゴム製ですので傷みやすいですし、このようになると減圧調整が時々おかしいというような症状が出るのではないでしょうか。

この部分に上記のダイヤフラムが乗ります。
調整部弁箱 ダイヤフラム側

配管側には小さな穴が設けられています。
調整部弁箱 本体側

総括

減圧弁は7年前後で更新をお勧めしている部品です。写真の通り、調整部はゴムとばねでできており、また減圧弁箱は動きがスムーズで無くなったりし、時々、水圧が調整できなくなりポンプが停止しなくなったりと不安定な状態になります。
交換の際は、調整部、減圧弁箱を共に交換をお勧めします。


google 広告