増圧給水ポンプの逆止弁の修理


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マンションやビルの直結増圧給水ポンプユニットには逆流防止器とは別に逆止弁が3カ所入っています。
荏原製作所のPNAEM型 増圧給水ポンプを参考にご紹介します。

逆止弁のある場所

荏原製作所 直結増圧給水ポンプユニットPNAEM内部写真
荏原製作所 増圧給水ポンプユニットPNAEMポンプユニットカタログより

写真で見ての通り正面からでは見えません。配管の内部に逆止弁が内蔵されています。
配管系統図で下記の赤丸の箇所にあります。

系統図
荏原製作所 増圧給水ポンプユニットPNAEMポンプユニットカタログより

下記の場所に逆止弁が付いています。
1.各ポンプの吐出し側(計2個)
2.ポンプのバイパス管

故障した場合の症状

ポンプ運転しっぱなしになったり、ポンプ運転中にもう片側のポンプが逆回転し始めたりと
いった症状が現れます。

逆止弁の外観

逆止弁 SCV-50
逆止弁 SCV-50 50A
逆止弁は樹脂製のものです。これが配管内に挿入されています。
配管に挿入されている逆止弁
交換の場合は逆止弁の爪が引っ掛かっていて抜けませんので、この爪を破壊しながら抜きます。
取出した逆止弁
壊さないと抜けないので不具合の詳細は判断ができません。

逆止弁の交換時期

樹脂は経年によりしなやかさが無くなり硬化してしまい、割れやすくなります。
5年目以降にポンプのメンテナンスをされるときには一緒に交換することをお勧めしたい部品です。


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