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給水ポンプユニットのインバータが過電流トリップという表示にて停止したました。
インバータの不良と判断し交換しました。
過電流トリップとは・・・電流が通常よりも多く流れ回路が切断されたということです。
今回修理するユニットはテラルキョクトウのSX-VFC型インバータ給水ユニット7.5kwです。
写真1
制御盤の裏にはインバータ用の冷却ファン。
写真2
二台とも停止していました。冷却ができなくなったのも原因のひとつでしょう。
制御盤の中はこのようになっており、一番手前に給水ユニットの要の制御基板があります。
写真3
インバータはその裏にあります。
今回は2号機のインバータですので矢印のものです。
作業は電源を落とし断水での作業となります。
電源を落とす前に、現状の設定値をメモし、それから電源を落とします
そして、早速分解作業に入りました。
写真4
制御基板につながっているケーブル(a)を引き抜きネジ(b)を取外し基板をずらします。
その後、インバータに接続されている電源線などを取外し、取付ネジ(c)も取外しインバータを引きずり出します。
文章で書くと簡単ですが狭い場所にネジがついてますから結構大変です。
写真5
これが取り外したインバータです。
目視では故障の有無は確認できませんでした。
マグネットスイッチ(d)はコンデンサの放電用です。
インバータは電源が切れても常にコンデンサーに蓄電していますから、危険です。
抵抗(e)を使用して放電させる仕組みのようです。
フィルター(f)もついています。
設定スイッチ(g)でポンプの機数を選択します。
1号機=0、2号機=1、3号機=2 となります。
この端子(h)には制御用の信号線が入ります。
この部分の拡大が下の写真
写真6
jの端子、左から4端子分を使用します。iは設定スイッチです
このようにこのような結線となっています。
写真7
無事にインバータと冷却ファンの修理が完了しました。
インバータ交換の場合は断水となります。
基板などは高電圧の部品もありますので、絶対に手を触れないようにお願いいたします。
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