テラル PRAバルブ


google 広告


テラルの給水ポンプユニット吐出圧力一定制御 NX-PCL型についているPRAバルブを紹介します。

テラルの給水ポンプユニットPCL型についています。
PRA50H-7.0
PRAバルブには

  • 逆止弁
  • サーマルフロースイッチ
  • 減圧弁

の機能が内蔵されています。

逆止弁

逆止弁
逆止弁が入っています。
逆止弁の先端に磁石が付いており、サーマルフロースイッチに近づくとフロースイッチ内蔵のリードスイッチにより小水量を検知します。

磁石が分かりやすいようにクリップをつけてみました。このとおりくっつきます。
逆止弁

サーマルフロースイッチ

サーマルフロースイッチ
流量検知用のスイッチと温度検知用のスイッチが入っています。流量検知については先ほどの項目の通りです。
温度検知に関しては故障によりポンプの運転が止まらなくなった場合に、羽根車の回転などにより水温が上昇します。
その温度上昇を検知し故障と判断するためのスイッチです。

こちらはサーマルフロースイッチを分解した写真。分解したときにリードスイッチが割れてしまいましたが、矢印の部分にリードスイッチがあります。
サーマルフロースイッチ分解

減圧弁

PRAバルブ圧力調整部

ポンプ運転時に減圧弁によりポンプの吸込み側に返送することで水圧を調整しています。
ただし、ポンプ停止直前10L/min以下の水量になると水圧が上昇してしまいます。

まとめ

2015年4月の改定で減圧弁制御方式のテラルPCL型が廃止されましたので、新規ユニットとしては購入ができません。トラブルとしては

  • 逆止弁の故障(逆流することでポンプが止まらない)
  • サーマルフロースイッチの故障(警報表示、ポンプが停止しない)
  • 減圧弁の作動不良(水圧が上がらない、水圧が不安定)

といったことがあります。故障時はPRAバルブを交換することで直ります。


google 広告