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質問 浅井戸で受水槽を設けずにポンプで給水は可能でしょうか?
給水ポンプユニット 川本製作所 KB2-325-LS1.1で受水槽を設けずに浅井戸から吸上げ、4階の3世帯への給水はできますか?
回答 理論的には可能ですが水槽を設けることをお勧めします
受水槽を設けずに済めば、浅井戸ポンプおよび受水槽が不要になり工事費用もメンテナンス費用も安くなり良いのですが解決しなければいけない課題があります。
- 給水ポンプユニットは水位が低いと吸上げできません
- フート弁が必要です。手動でポンプ内に水を満たす必要があります。
- 井戸の水位に変動が無いか?
- 滅菌方法の確認
浅井戸ポンプと異なり、KB2型では吸上全揚程-6m、吸込実揚程-4m以下となっています。
一般的な給水ポンプユニットでも同じ程度です。浅井戸ポンプですと吸上全揚程-8m~-30m以上です。
ですので水位が高めにないと吸上げることができません。
自吸式では無い為、井戸に入れる配管の先端にフート弁が必要です。異物が噛み落水してしまうと、手動でポンプ内に水を満たさないと運転が出来なくなってしまいます。
1の項目に準じますが、瞬間的な水量に対し井戸水位が低下すると給水が止まってしまう可能性があります。
井戸水を飲料として使用する場合は次亜塩素酸ナトリウムなどで滅菌の必要があります。この薬液を均一にするために受水槽を設けます。設けない場合は何かしらの対策が必要です。
以上のような懸念事項があり、これらの課題を回避することは難しく、一般的には受水槽を設け設置しています。
1階の単独水栓というような階高が低く水栓数が少なければ水槽が無くても可能です。
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