「よくあるQ&A」カテゴリーアーカイブ

給水ポンプのインバータの交換は安くできますか?

質問 インバータの交換が高いのですが安くできませんか?

インバータ基板
給水ポンプユニットのインバータ交換は安くできませんか?

回答 安くできないのは心苦しいですが

※2016/6記事を改定
以前と比べインバータも1台あたり数万円程度に下がっており1台交換であれば20万円以内で納まるケースも多いです。
年数が経過していると同型のインバータが生産終了となり制御盤ごと交換ということになると高額になります。
インバータ交換とともに内部設定などの確認も行いますのでメーカーでの作業になります。

40LPD61.5とPE-406-1.5の違いは?

質問 40LPD61.5とPE-406-1.5の違いは?

川本製作所 PE-406-1.5とエバラ 40LPD61.5とを比べると違いはありますか?
川本製作所PE 荏原製作所LPD

回答 性能はほとんど変わりません

能力は小水量運転時には同等程度、大水量運転時に2m程度、荏原製作所の40LPD61.5のほうが良いです。
面間寸法は300mmで同じです。
重量は荏原製作所の40LPD61.5のほうが4kg軽い(但し軽いほうが施工がしやすいですが、重いほうが肉厚で頑丈といえるかもしれません)

ご購入はポンプはアクアでどうぞ。
荏原製作所 40LPD61.5
川本製作所 PE-406-1.5

15年以上経過した給水ポンプユニットを安く修理したい

15年以上経過して何とか修理でできませんか?というお問い合わせは多いです。
お気持ちもとてもよく理解できます。
しかしながら、10年以上経過したポンプユニットはメーカー推奨で交換となっておりますので、交換をお勧めしております。

修理できるのか?

それでもどうしても修理したいと思われる方。

まず修理は部品代より人件費がとてもかかります。
1度来るたびに人件費がかかるので、修理した後にまた修理となると費用が掛かります。
断水して緊急で対応してもらえばすぐに5万円単位の金額が発生します。

15年以上経過したポンプユニットは修理のために水を抜いたが為に
その他の故障や不調が発生し、「余計に故障した!」となることも十分おこりえます。

また想定できる部品を全て交換したからといって、新品と同様に使い続けられるわけでもありません。
結局、部品在庫が無い部品が故障する場合もあります。
15年前のポンプはあくまで15年前のポンプです。

結論として

ですので、断水するほどの故障でないなら一切修理しないでそのまま使用し続けることをお勧めします。
片側のポンプに異音があるようなら止めてもう片側のポンプで運転。
運良ければ、5年くらいは運転できるかもしれません。異常があればその日のうちに断水となってしまうかもしれません。

極論かもしれませんが15年以上経過した給水ユニットは修理しないで、断水するまで使用し続けるのが一番コストパフォーマンスが良いです。

水中の給水ポンプですが価格が高いです。

飲料水用の給水ポンプは高価です。
水が汚染されないような構造、材質だからです。
ステンレスを主とした材質で作られています。
各社ともラインナップとしては基本的に1種類しかなく、高性能タイプや廉価タイプというのはありません。
水中ポンプについてはオーバーホールを行わないのが通例です。故障した場合は交換となります。本体価格も高いため、水中ポンプを廃止し陸上ポンプに変更する工事を行うときもあります。

水中ポンプに比べ陸上ポンプは半額程度です。工事費を含んで考えると大型なポンプほど、陸上ポンプに切り替えるメリットが生きてきます。
川本製作所 ステンレス水中ポンプ KUR2-805-7.5
写真:川本製作所 ステンレス水中ポンプ KUR2-805-7.5

ポンプ1台故障。もう1台はどのぐらいもちますか?

ポンプは、2台が交互運転(商品により違いはありますが)によって、非常時の断水を避けながら、寿命を延ばしています。
1台故障した場合、もう1台も同じ時間稼動したものとみなす事ができるので、今現在問題が無くても
故障する可能性は高いと考えられます。
また、1台故障中にもう一台も止まってしまうと断水は避けられません。修理も日数がかかりますので、その間、断水が長期化する可能性があります。
1台が故障したときは速やかに対処しましょう。
年数を経たポンプユニットに対してはユニット交換も視野に入れて考えましょう。
金額と断水を天秤にかけて考えてみましょう

築20年300世帯。増圧直結の給水方式導入可能か?

問題は2点ほどあります。
 
1点は世帯数です。自治体によって変わりますが、世帯数や階高に制限がある場合があります。
 
2点目は恐らく築年数・世帯数から検討しますと、高置水槽方式をとられている建物かと思います。
その場合、高置水槽方式での上階からの給水した場合は上階~下階に向かい配管が細くなっていってます。
しかし、増圧給水・加圧給水の場合は下階から給水するため、下階~上階に向かい配管を細くしなければいけません。
その為、全体の配管更新工事が必要となります。