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最終更新日 2008年4月18日

ラインポンプ

 
ラインポンプが手に入りましたので分解してみます。
ラインポンプとは、配管の途中に設置し、送水するものです
給水ポンプとはちょっと異なりますが、水を送るという意味では同じものです
 
ラインポンプ
これがラインポンプです。テラルキョクトウ LP型です
 
ケーシング(写真下側)を外した写真がこちら
ラインポンプ
こちらがケーシング。
水は写真右から入り、真ん中の穴から出て、羽根車により左に送水されます
 
ラインポンプ
こちらが羽根車
羽の真ん中より水が入り、遠心力で外側のスリットに送水されます。
洗濯機の脱水機のような感じです。
 
ポンプの羽は基本的に同じような形式で、圧力が必要な場合は羽を2段や3段など重ねて使用し圧力を高めます。
 
そして、羽を取り外すと、水を漏れなくしているメカニカルシールというものが軸に付いています
ラインポンプ
 
回転しているにもかかわらず、水が漏れてこないのはこのメカニカルシールのおかげです。
セラミックとカーボンで出来ており、これ(写真右、左)がばねにより圧着され、水の膜を作り出し擦り合わさって回転しています
これが劣化すると水が漏れてきます。漏れている原因自体はこのメカニカルシールによるものですが
たまに、ケーシングや軸本体が要因となるケースも見られます。こちらは消耗部品のひとつですです
 
ラインポンプ
これでポンプ部は分解できました
写真左から、ケーシング、羽根車、メカニカルシール、フレームとなっています
 
次はモーター部分です
ラインポンプ
モーターの中はこのように配線がぐるぐると巻いてあります。
前回のコラムのサーマルスイッチがない場合、負荷が増えると、銅線が異常に高熱となり、絶縁部が溶け
絶縁不良、漏電となってしまうのです。
 
ラインポンプ
 
こちらは軸と回転子。矢印部がベアリングです
ベアリングは運転時間・環境により随時劣化し、最後は固着し動かなくなります
 
ポンプから異音がした場合はこのベアリングからの場合が多数です。
異音がでたベアリングはもう役目を果たしていないので、早い内に交換をお勧めいたします。
 
オーバーホール(ベアリング交換)の場合はポンプの状況により可否の判断を致します。
 
見積りには、一応の消耗品(メカニカルシール・ベアリング・パッキン)の金額が入っていますが、状況により、羽が痛んでいたり、軸受けの磨耗が進行していたり、はたまた、ケーシングが痛んでいたりします。
こればかりは、分解してみなくてはわかりません。
部品自体は注文して入荷してから行いますので、もし、予想外の部品が壊れている場合は別の日に修理となってしまいます
 
その様な場合、最初の分解と次の分解と2重に工賃がかかるため、新品よりも金額が高くなってしまいます。
そのため、腐食が見られる場合は新品への交換をお勧めいたします