サーマルスイッチとはモーターが過負荷(回転が重くなること)になって焼きつくのを防止するスイッチです。
これは春日電機:MUF10-4、荏原の給水ポンプでよく使用されているマグネットスイッチです。

マグネットスイッチの下の部分(赤丸の部分)をサーマルスイッチといいます。
早速、取り外して分解してみてみます。

モーターへの電気はAからB(写真では矢印が上向きですが、実際は奥に向かって)へ向かって流れます。
コイルに電流が流れることによって熱が出ます。
コイルの部分を拡大してみます

このコイル部分の電流が増えると、熱が発生し、コイルが巻いてあるバイメタルが伸びて
下の板を矢印の方向に押します。

すると、Cのラッチ部分が外れて

Dの接点(スイッチ)が右から左に動いて、回路が切り替わります
この状態が「サーマルトリップ」または「サーマルが作動した」という状態です。

通常はこのスイッチが沈んでいますが、

サーマルスイッチが作動すると(過負荷になると)飛び出ます。
飛び出ているときは過負荷になったということです。このスイッチが飛び出ているかでON/OFFを判断します。

このダイヤルで電流値を決めます。モーターの定格電流値+アルファ(ちょっとだけ)の値が良いでしょう。
この電流値以上流れるとサーマルスイッチが作動します

サーマルスイッチはマグネットスイッチのON/OFFを制御している回路の途中に入っています。
サーマルスイッチが作動するとこの回路を切断させるので、マグネットスイッチがOFFになるというわけです。
サーマルスイッチが作動した場合に考えられるのはモーターの過負荷です。
ポンプの羽に異常があったり、軸受け(ベアリング)に異常があったりすると回転が重くなり(手で廻せない位になります)電流が大量に流れ(過電流・過負荷)、サーマルスイッチが作動します。こんなときは2台運転であれば、応急的に片側運転にして、すぐにポンプの修理もしくは交換をしましょう。
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