荏原製作所 50BNAME3.7A省エネモードの動作


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荏原製作所の新製品BNME型の省エネモード(Eモード)動作の状態をみてみました。

省エネボタン
 今回参考とするポンプは荏原製作所50BNAME3.7Aです。

Eモード運転について

 Eモード運転は、通常モード運転の推定末端圧力一定制御に加え、運転状況により、自動で最低圧力設定値と小水量時の運転時間を、可変させる制御をおこないます。通常モード運転に比べ、省エネ効果の高い運転ができます。

水圧に関する設定

 制御盤で設定できるのは下記の2つの項目です。

コードNo 内容 名称 初期値
コード P01 最大給水量時の吐出し圧力 設定圧力PA 50BNAME3.7Aの場合、初期設定44m
コード P02 配管抵抗損失 DOWN% 初期値15%

 この設定ですと下記の図のような関係になります。水を使用し水圧がPAより-3m(同機種の場合)低い41mに下がった時点で起動します。水量が少ない場合は37m近辺で運転し、停止動作に移行すると水圧を44mまで昇圧しポンプが停止します。
性能曲線図
※説明のための図なので水量に対応した水圧は正確ではありません。

Eモードの場合、水量が少ない時の水圧を自動的に下げます。(機器側で自動で数値が決まります。)

小水量停止状態の様子

 小水量停止状態の様子を撮影してみました。このポンプの場合、水量が少ない場合に34m近辺で運転され、停止直前に45mまで昇圧してから停止します。
Eモードにより小水量時の運転時間も少なくなり省エネです。


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